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2016年3月26日 家族と離れた日。頼りない夫。 [雑談]

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ブログを更新するのも随分と久しぶりです。
最近ようやく暖かい日が続くようにはなってきましたが
まだまだ気の抜けない寒さが時折あります。

ただ、なんとなく。書いておこうと思って。
私が妻にしてしまったことを少しでも忘れないよう

先週末。というより、遡ればかなり前が発端にはなるけど

先週末。妻が、学生時代の友人に会いに東京へ行くタイミングで
私は自分の実家へ帰省しました。

理由は「仕事」

これまでも、子供もできたし、家を建てようと考えはじめた時をきっかけに
休職、帰省をしたことがある。
自分が、本当にこの地に根を下ろし
生涯をかけて家族のため頑張っていけるのか
何度も何度も自問自答し、悩んだ。

しかし、できる自信がどうしても持てなかった。
というより、大学の頃から自分が抱いていた将来の夢を
どうしても諦めることができなかった。

実家の、父が創り上げた会社。その会社を継承すること。

私が高校卒業後の進路について考えているとき
父が言ったことをずっと覚えている。

「今は、とにかく勉強し、進学し、企業へ就職しなさい。
そして、企業という組織の中で、組織がどういうものなのかを勉強してきなさい。
地元に居続けるより、知らない土地、知らない世界を観ることで
この先の、自分の価値観は全く違うものになるから。
そしていつか、また戻ってきたらいい。」

高校の時分はまだただ漠然としていたものが
気付いたら人生の夢になっていた。


そのことを妻に、伝える方法、タイミングが私には分からなかった。
結果、抱え込み、悩み、仕事に行けなくなtり
帰省し、自分の思いを伝える、という
相手からすれば「後出し」の結果となってしまった。
溜めて溜めてギリギリになってから急に吐き出す形となり
それは聞く側からすれば唐突極まりない衝撃だったと思う。


誰よりも何よりも、妻と子供が大切。
3人でいる一分一秒が幸せ。これは嘘偽りなく事実。
そんな家族に、妻に、「後出し」をし、ただ受け入れることしか
選択肢がなくなってしまったこと
それが自分の犯した最大の罪。

抱え込む前に、一人で悩む前に、生涯のパートナーである
妻にだけは、まして人生を左右するこのことだけは
はじめに伝えられたら良かった。

それと、もうひとつ。

このことを妻に伝えるとき
私はただただ、申し訳ないと思った。

家族のためにも、自分が一生をかけて本気で働いて
家族を養っていける(自分が働き続けたい)
どんなことがあっても、どんなことをすることになっても
ただ前だけを見て進んでいけると思った自分にとって唯一の選択。

しかし、それは「自分(私)」個人の話

その自分勝手な考えに”家族を巻き込んでしまった”
それが本当に申し訳ない。そう思った。


でも、妻は昨日、電話でこう言った。

「はじめから、ただ、”これからどんなことになるか分からないけど
俺頑張るから、頑張って働くからついてきてほしい。”と、ただそう言ってほしかった」と。


頑張ろうと思っていることはどちらも同じだけど
自分は”申し訳ない”という気持ちがでてしまい”ついてこい”という気概が
妻に伝えられなかった。


冷静に、客観的に、こうして文章にすればなおさら
根本に同じことを思っていても、こうも違うものなのかと気付かされる。


妻が”あなたには付いていけない”と言った理由が、今となって理解できた気がする。



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